ニューハーフコラム特集

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同性婚の合法化に向けて

投稿者: カリナ・デラックス

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現在の日本では、同性婚は法的に認められていません。

日本国憲法第24条には次の文が明記されています。
”婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、
相互の協力により、維持されなければならない、
2項は「配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに
婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、
法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して制定されなければならない。”

これは同性婚自体を直接禁じる法律ではないものの、
「結婚とは男性と女性の両性であるときのみ有効」と定められています。

世界で同性婚が認められているのは
、 オランダ、ベルギー、スペイン、ノルウェー、スウェーデン、ポルトガル、アイスランド、デンマーク、フランス、南アフリカ、アルゼンチン、カナダ、ニュージーランド、ウルグアイ、イギリス、ブラジル、米国(ニューヨーク州、カリフォルニア州、ハワイ州など34州)、メキシコ(地域による)、ルクセンブルク、エストニアです。

この一方、中東やアフリカには、同性愛自体を重罪とする国も存在します。

2015年1月1日にアジアで初めてベトナムが「婚姻家族法」を改訂し、同性婚の禁止を撤廃しました。
(ただし、これは単に「同性同士で結婚式をあげたとしても、それをやめさせたり罰金をとったりはしない」ということ。)

日本でも2015年2月に東京都渋谷区が同性カップルを
「結婚に相当する関係」(パートナーシップ)と認め、証明書を発行する条例案が提出され、
制定し、同年11月から証明書の交付を開始しました。
条例ではありませんが、世田谷区でも同じような制度がスタートしました。

始めに渋谷区でこの取り組みが行われたとき、渋谷区に移住するLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の方たちも少なくなかったとか。

自治体がパートナーシップを認めたことで、同性カップルが賃貸住宅への入居を拒否されたり、
パートナーが病気になっても医師から病状を教えてもらえない、ということが解消されました。

そして2015年4月、タレントの一ノ瀬文香さんと女優の杉森茜さんが人前式および披露宴を行いました。
この式の模様は、芸能界初の同性婚だとメディアなどで大きく取り上げられました。

しかし、お二人が試しに新宿区に婚姻届けを提出しに行ってみたところ、不受理とされてしまったそうです。

同性カップルが法的に結婚をすることはできませんが、「結婚式」をあげること自体は自由です。
しかし2013年まで、同性カップルの結婚式を受け入れる式場がありませんでした。

日本で初めての同性カップルでの結婚式は、東京ディズニーランドで行われました。
元タカラジェンヌの東小雪さんと一般女性の式でした。

2012年3月に、東京ディズニーリゾートが
シンデレラ城を一般客の結婚式に開放するという企画を発表した際、
東さんが東京ディズニーリゾートに確認するも、
「どちらかが男性用衣装を着用しなければならない」と回答されてしまいます。

これがTwitterで広がり、後にディズニー側が撤回、同性カップルによる挙式を認めることを公に発表しました。

同性婚を受け入れた姿勢を見せた東京ディズニーリゾートを評価する声が高まり、他の式場への門戸を後押ししました。
最近では同性婚に賛同する式場が続々と増えています。
LGBTを対象としたウェディングプランナーの会社もあるほどです。
(詳しくはお調べいただくか、NCP事務局までお問合せくださいね)

日本では同性婚は認められていないのは事実ですが、
合法化に向けてあらゆる人達が動いています。

豊かな社会は多様性を尊重すると言われています。
憲法24条は昔の男女不平等な家制度を否定する為に制定された憲法です。
憲法が施行された1947年には同性婚は想定されていなかったというわけです。

あらゆる場面で多様性が求められ認められてきた現代社会に、
この憲法24条をあてはめてしまうのはちょっと無理があるかもしれないですね。

筆者はノンケの女ですが、同性婚に賛成です。
前に行った飲み屋のお姉さん(レズビアン)もこの問題について悩んでいました。
「認められないからどうしようもない」と言わせてしまう現在の法では、
こういった同性愛の方の居場所はどんどん狭められてしまいます。
同性愛者の方たちは必ずしも、「=子供が生みたい」わけではありません。
ノンケとの人達と同じように、ただ幸せになりたいだけです。

幸せの形はひとりひとり違うので、
「法」という形で早く具現化され、同性愛者の方達の幸せの環境がもっと整えば本当に理想ですよね。

子孫を残す家制度という観点から見れば、
同性愛とは全くの異例で、他の家族も困惑するかもしれません。
2014年の映画「チョコレートドーナツ」はこんな話でしたが、
同性婚をしても子供を持つことはできるはずです。

もっと日本が主体性を持って、同性婚に関しても世界と肩を並べて考えていかなきゃならないですよね。

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